彼方ノ架ケ橋



ガラッ


ドアが開き、その人がゆっくり現れる。


先生の横に立ち、前を見る。


その黒髪の男の子は、背は普通で顔も普通。


どこからどう見ても普通の子に見えるけど、なんでかオーラみたいなものを感じた。





「神奈川から来ました、望月 悠紀(モチヅキ ユウキ)です。よろしくおねがいします」


その子...望月くんはそう紹介すると、一礼した。


真面目そうな子だな...


「はい、じゃあ望月は有原の隣な、一番後ろね」


滝原先生は指を指し、望月くんにもわかるように言った。


「はい」


静かに返事をした望月くん。