ピンポーン
「祈梨ー?朱里ちゃんたち来たわよ!」
下から、インターホンが鳴りお母さんの声が聞こえる。
でもこれは私、有原 祈梨(アリハラ イノリ)にとっては日常茶飯事だ。
「分かってるよ~、ちょっと待ってー」
私は自室でバタバタと急ぎながら、準備をする。
早くしないと!!
不十分な制服の着方は特に気にせず、鞄を机の上から徐ろにとり、部屋を飛び出す。
ーガタンッ!
行く時に体が机に当たり、何かが落ちた気がしたけど気にせず走る。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…