「はい」


「おぉ!ありがとな!」


徹お兄ちゃんは
パソコンに向かいながら言った。


「そういえばお前、
もうすぐ入学式だったな!どこの学校だ?」


「な、中村高校・・・」


「何だ!うちの学校じゃないか!
なんでもっと早く言わなかったんだ?」


「ただ言いそびれただけ・・・」

徹お兄ちゃんは中村高校の教師だ、
そして、わたしの幼なじみ、
昔っから面倒見が良くて
幼いころのわたしの相手をよくしてくれた。


「なんでうちの学校なんだ?
まぁ、お前の学力じゃ中村が丁度いいくらいか」



「うるさいなぁ!」


言えるわけ無いじゃん・・・
徹お兄ちゃんが居るからこの学校にしたなんて・・・