ただ、電話を受けただけだった…
それだけだった…
「すみません、西崎流星さんのお知り合いの方ですか!?
私、警察のものです。
今、西崎さんは意識不明の重体のため、緊急搬送中です。
至急、中央病院へ来ていただけますか。」
私は、走っていた。
服も、髪も、雨が降っていても気にせずに、必死に走ってた。
「すみません、流星は緊急搬送された西崎流星はどこですか!?」
「西崎さんは12階東手術室です」
流星を探して、走ってた。
あの笑顔を探して、走ってた。
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