っ…………!




やばい!目が合っちゃった!




私は焦って目を逸らした。





ガタッ。




隣の席の椅子の引く音が聞こえた。





「よろしく。竹本さん。俺等、本同士だね。」




そう言ってニカッと笑う杉本くん。




本同士…………?





「え、あ…苗字のこと?そうだね。一緒だね!

あ!わ、私竹本千愛!
これから席隣同士よろしくね?」





どどどどどーしよう!



緊張して噛んじゃった。




「よろしくね?竹本さん。

それと、本同士としても……ね。」





笑う杉本くんを見て、




ドキッ!





何でか心臓の音がいつもより早く感じた。