「私、人間嫌いに見られるの、奏太くんが初めてじゃない。よくそういう風に思われるの」 なんで私は奏太くんにこんな話をしてるんだろう。 あぁそうだ、友だちになりたいと思ったんだ。 「本当はもっとみんなと仲良くしたいし、帰りに寄り道もしてみたい。恋愛だってしたい」 唾を飲み込んで、声の震えをおさえる。 「人間嫌いに見られて、嫌だと思いつつも変われなかったのは変わろうとしなかったからだよね」 左手で右手を握り、手の震えをおさえる。 「私、奏太くんと友だちになりたいです」