『大丈夫だから。そんな震えんな。ゆっくり深呼吸しろ。俺がいるから。』 『…っ………!』 ドキンッ……! あ、あれ……? なんだろう…。 恐怖心はなくて… けど…… 胸がドキドキしてきた……。 すごい速さで心臓が鳴ってる…。 死ぬの…かな…? ああ… この人の腕の中で死ねるなら……。 あ…… もしかしてこの気持ちは恋…? このドキドキは恋なのね…。 きっとそう。 きっとそうだ…。 お母さん。お父さん。 そして千鶴。 私は幽霊に恋しました…。