君の隣

悠が大阪に帰って2日目。

悠からメールがきた

『やっほ。 今、実家でたこ焼きパーティーしてんねん! 大阪のたこ焼きはやっぱちょーうまいわ こんど、笑姫にも食わしてあげるわ! 』

私からしたら結構長文のメール

でも、添付されていた写真は私の幸せを一瞬で闇に変えた。

背中あたりまである少し茶色がかった髪
目がとても大きく、まつ毛も長い。
鼻も少し高くて とても美人の女の子が悠とツーショットを撮ったものが添付されていた。

『添付されてる女の子って妹さん?お姉さん? いいなー たこ焼きパーティー たのしそう 』

私はあまりの不信感に素っ気のない返信をしてしまった

『あー、写メ? 俺の幼馴染みやねん! どえらい可愛いやろ? 夏休み後から東京へ編入するねん! しかも、俺らの学校やで!笑姫も仲良うしたってな!』

え……幼馴染み?

写真を見る限りとても悠の事を幼馴染みと思っているような顔じゃない。
顔に【スキ】って書いているような……

『そぉなんだ…。 同じ学校か… 楽しみだね』

目から涙が…

どーしたらいいの?こんな、美人な幼馴染み相手に。
わたし、負けちゃうよ
でも、悠をとられたくない。