君の隣

渋谷との仲はなかなか縮まらない…
私も渋谷も部活はバスケ。同じだったので話すことは多かった。

「渋谷…あのさ!明日練習試合じゃん?絶対、シュート決めれるコツとかってある?」

「? そやなぁ 絶対決めたるってゆう気持ちやな!気持ちないシュートしても入るわけねーやん?」

「……そっか。だよね!うん!ありがとう」

放課後の練習が終わり渋谷が私に近づいてきた。
何か用があるのかな?と思い私も渋谷の方に駆け寄る。

「えひめ……明日のバスケの試合で俺が10本シュート決めたら付き合うてくれへん?」

「え? え……どーゆーこと!? 渋谷、私の事……」

「おう……スキや。だから…シュート決めたら付き合うてくれ」

次に言う言葉が出なかった。とても嬉しかった。もう、私はほかの物なんていらない。と思った。



次の日

渋谷はシュートをすんなり決めまくった。

ピーーー 「試合終了 両選手 礼!」

渋谷は走って私の所まで来てくれた。そして改めて

「付き合うてください。」

と!!!!!

「はい(♡)」