顎の下に、長い人差し指がそっと掛かり、ゆっくりと確実に、唇が押し当てられた。
甘く切なく変わってゆく吐息を確認し、焦らすように浅く、舌を絡める。
「ふ…ぁあ…」
深く入ってくるのかと思いきや、彼はすんなりと唇を離した。
固く閉じていた瞳をそっと開くと、
「アキト、だ」
「アキ…?」
「名前。…呼んで、アキト」
「オオカミ…さん?」
「ダーメ」
チュッと唇を吸う。
もしかして、甘えてる?
「あ…アキト…さん?」
「そう。良くできました、御褒美だ」
「ん…」
唇が重なると同時に、、背中に手が回された。
キスしたまま、覆い被さりながら絨毯の上にそっと私を横たえる。
思うままに口腔内を擽りながら、接合を深くしてゆく彼に、やがて自ら唇を欲しがるようになるまでに、そう時間はかからなかった。
やだ、オオカミさんってば
八重歯、尖ってる…
フフッ、ホントにオオカミさんみたいだ。
蕩けていく頭の隅でふと下らない事を考えて_____
口の端に、笑みが溢れた。
甘く切なく変わってゆく吐息を確認し、焦らすように浅く、舌を絡める。
「ふ…ぁあ…」
深く入ってくるのかと思いきや、彼はすんなりと唇を離した。
固く閉じていた瞳をそっと開くと、
「アキト、だ」
「アキ…?」
「名前。…呼んで、アキト」
「オオカミ…さん?」
「ダーメ」
チュッと唇を吸う。
もしかして、甘えてる?
「あ…アキト…さん?」
「そう。良くできました、御褒美だ」
「ん…」
唇が重なると同時に、、背中に手が回された。
キスしたまま、覆い被さりながら絨毯の上にそっと私を横たえる。
思うままに口腔内を擽りながら、接合を深くしてゆく彼に、やがて自ら唇を欲しがるようになるまでに、そう時間はかからなかった。
やだ、オオカミさんってば
八重歯、尖ってる…
フフッ、ホントにオオカミさんみたいだ。
蕩けていく頭の隅でふと下らない事を考えて_____
口の端に、笑みが溢れた。



