ころん、と口の中で飴を転がして、私は息を吸った。 「…私、も…大好きです…先輩の、事が…!」 「うん…ありがとう、僕も大好き」 耳元の優しい声が少しずつ離れていき、私の目の前にいつもの優しい笑顔が現れる。