「それはね~、わたしとはるくんの二人だけの秘密な……いでっ」 後ろからボコッっと叩かれた頭。 「はるくんっ‼」 「二人だけの秘密とかキモいから」 「……ひどいなぁ」 気持ち悪くても、わたしとはるくんの二人だけの秘密にしておきたいんだ。 はるくんとの大切な思い出だから。 はるくんを好きになったきっかけも、はるくんの言ってくれた言葉も。 「安心してね、はるくん。二人だけの秘密だから」 「アホか」 「えへへ」 好きだよ、はるくん。