【完】恋が終わる前に。






「天ちゃん」

委員会が始まる前、いつものように青山くんがわたしの隣に座った。


三回目の委員会くらいから青山君は、はるくんの隣には座らなくなりわたしの隣へ座るようになった。



そうなると、右にははるくんで左には青山くんというイケメン二人に挟まれる凡人みたいな絵面になるからちょっと困ってる。



席も隣になったら、委員会を何回か重ねるうちに、青山くんと仲良くなり……。


え?


はるくんとはどうなのかって。


触れないでください。いつもと変わりません。



「天ちゃんは日向となんで付き合ったの?」


「わたしがはるくんに告白したんだよ」


「日向って、冷たいし…なんで?」