「瀬名‼今日の放課後からさっそく委員会入ってるから頼んだぞ」


「はーい」


心の底から行きたくないと思った、瀬名天でした。








「……返信すらなし。と」


はるくんに実行委員になったので、一緒に帰れないことを伝えると既読無視。



『はい』でもいいから返事くれればいいのに。



「もー‼はるくんのバカ」


「誰がバカだって?」



「はるくんだよ‼だって、返事くれない……えっ」



今、わたし誰と会話してる?



委員会がある教室で、ここにいるのは各クラスの代表一人だけのはず。



なので、はるくんがここにいることはありえないはずなのに……



「なんで?」


後ろを振り向いたら、はるくんが立っていた。