「は、はるくんの為っていうか…、自分の為っていうか……」


「うん」


「はるくんと文化祭終わったら別れるって約束してたでしょ?それで、早く文化祭終わらないかなってはるくんが言ってたから……っ。はるくんから別れるって言われるの怖くなって……」


なんだ、俺のせいか。


「ごめん、あれは違う。天と別れたから言ったんじゃなくて、青山とばっか仲良くしてたから文化祭終われば仲良くしなくなるかなって思って言った」


——単なる俺のヤキモチ。


さすがにそこまで口に出すのは恥ずかしいから言わないけど、顔を赤くしている天を見れば俺がヤキモチを妬いたってこと分かってると思う。


「もう、期限ないですか?」


「ねーよ」

天も不安になって、俺も不安になる。


多分、この不安っていつになってもなくならないもんなんじゃないかなって思った。