文化祭が終わってから一週間が経った頃



「瀬名さん」


再び現れました、日向晴信者さん。



「……何でしょう」


昼休みに呼び出されて、危険だと分かりながらも信者さん達についてきたわたし。


体育館裏というベタな所で思わず笑ってしまった。


「日向くんに怒られたんだけど」


「……ん?」


「瀬名さんが言ったんでしょ!?」


いやいや、わたしは何も言ってないです。


それにはるくんがあなた達に何かを言ったことをわたしは今、初めて知った。



「有り得ないのよ!なんであなたが日向くんと付き合ってたの?」