「…サークルの新入生歓迎会?」

「うん、そうなの。」






ある日の夜、私は圭斗に
大学での話をした。

最近見学に行ってきたサークルで
新入生歓迎会を行う、という
誘いの連絡が来たと言ったのだ。






「…それ、何サークル?」

「?
テニスサークルだけど…?」

「ダメ。絶対行っちゃダメ。」






私が質問に答えれば
彼はキッパリとそう言った。



---この彼、濱崎圭斗(ハマサキ ケイト)は
私より3歳上の大学4年生。

少し見た目は厳ついけど
優しくてしっかりしている

知り合いのお兄さん。








「え、どうして?
さっちゃんとハタも行くんだよ?」

「あの2人は大丈夫だろうけど
ユカリは絶対ダメ。俺がいれば別だけど。」






そう言われて頭にハテナを浮かべている
私、坂田ユカリ(サカタ ユカリ)は

2週間前に大学に入ったばかりの大学1年生。





私が高校を卒業して
大学に入った1週間後---




私はこの彼と

結婚いたしました。