隣の家の桐生くん。

「……ちょっと待ってて」





そういうと、私の返事も待たずに手首を持つ手を放してそのまま体育館の中へ向かった。





「ごめん!ちょっと用あるから帰らせて!」





その発言に驚きつつも部活の格好のままカバンを持って桐生くんは私の元に走ってきた。





「これでおっけ。ほら、帰るよ」





「え……?」





まだ部活が終わってないはずなのに、途中で嘘をついてまで帰ろうとして、何で……