隣の家の桐生くん。

「双、葉……?何でそんなところに……しかも体育倉庫鍵かかってたぞ!?」





まだ私がいるのが受け入れられないようでオロオロとしていた。





「……ごめん、助かった」





その場から立ち上がって携帯をしまいカバンを持ち上げた。





扉の元まで歩いて桐生くんの横を通り抜け帰ろうと思ったら、手首を握られて後ろに引き寄せられる。





「おい、このまま帰せるわけないだろ」





やっぱりそうか、とため息をついて私は桐生くんの方を振り返った。