隣の家の桐生くん。

あと連絡ができる人と言ったら…………





アドレス帳の中から出てきたのは桐生くんの名前だけだった。





でも、桐生くんとはあまり関わらないようにしようって決めてたのに……





「……ここは、静かに待つか……」





どうしたって鍵を持っていない私は自力じゃ外に出られない。





誰かに開けてもらうとすれば、それは体育館で部活をしているバレー部かバスケ部が終わった時だろう。





この二つの部活は遅くまで部活動をやる熱の入ったところだが、私だって図書委員の手伝いをしてたんだからそこまで長くは待たないだろう。