隣の家の桐生くん。

ドンドンと叩くがもしかしたら藤宮さんはもう体育倉庫の前にいないのかもしれない。





体育館で部活をやっている人が来ると言っていたから今日中に出れるとはいえ、こんな事をされたらたまったもんではない。





「……どうしよう……」





薄暗くて足元もよく見えない。慎重に歩かないと何かにつまづいて転んでしまいそうだった。





よくものが見えない中カバンの中から携帯を取り出して明かりをつける。





助けを呼ぼうにも誰を呼べばいいのかわからない。





お母さんにはもちろん連絡出来ない。こんなことを言ったら私が嫌がらせを受けていることがバレてしまう。