隣の家の桐生くん。

「遅かったじゃん、九条。待ちくたびれたんだけど」





「図書委員の仕事をやってたから。……で、何か用?」





じろりと睨みつけると、藤宮さんはふんと笑って私の前まで歩いてきた。





「待ちくたびれた分少し付き合ってもらうから」





そういうと急に腕を引っ張られてまた学校の中に連れ込まれた。





「は?ちょっと……!」





慌てて手を振り払おうとするが思っていた以上に力が強くそのまま反抗できなかった。