隣の家の桐生くん。

もうムキになって傘をさして道の方へ出ていった。





それを見てクスリと微笑むと、桐生くんは歩き出してしまう。





慌てて追いかけて、横並びになりながら無言で帰り道を歩いていた。





その時も桐生くんに気付かれないように鍵が落ちてないか探していた。





……けど、結局見つからずに家までついてしまった。





「今日は……ごめん……」





家の前までついて私は少しだけ頭を下げた。