隣の家の桐生くん。

「わざわざ……傘持ってこなくても良かっのに……」





桐生くんの顔をさっきから見ることが出来ない。こんな顔を見られたくない。





今の私は……とても情けない顔をしているはずだから。





「文句は後で聞いてあげるから、早く家帰ろ。風邪引いて明日学校休まれたら隣の人いなくてつまんない」





すると先に傘をさして道の方へ出ていってしまった。





まだ傘を見ながら戸惑っていると、向こうから「早く」と催促された。





「〜〜〜っ!……わかったよ……!」