隣の家の桐生くん。

「一人で帰れるから!ちょうど今から帰ろうとしてたところだし!」





あぁ、何で私は嘘をついてしまうんだろう。本当に可愛くない。





『……傘持ってるの?』





「えっ、と……」





1番聞かれたくはない質問を聞かれてしまい動揺を隠しきれなかった。





「持ってるから……!だから迎えに来なくてもいい!」





どんな返事が来るのかドキドキしていると、電話越しに小さなため息が聞こえた。