隣の家の桐生くん。

『双葉!お前今どこにいるの?』




その声は間違いなく桐生くんだった。





なぜだか一気に心の中が温かくなっていく。





じわじわと何かが押し寄せてきてつい涙ぐんでしまった。





「……図書館の前だけど……」





『はぁ?帰れってちゃんと言ったじゃん』





その声は少し怒っているようにも聞こえた。