隣の家の桐生くん。

降っている雨の量を見るがやっぱり無事に帰れそうにはない。





それでもここに1時間くらいいるよりはマシだと思い出来るだけ雨に当たらないように家から走り出した。





まずは帰り道に落ちてないかと慎重に辺りを見回しながら走る。





そこですれ違う人たちは私を見て傘を忘れた哀れな子、とでも言いたいような目をしていた。





「……無いな……」





見落としているはずはない。かなり慎重に見ているのだから。





それでも見つからないということは帰り道で落としたというのは間違っているのか……