隣の家の桐生くん。

もう雨は完全に降り始めていた。




今は玄関の屋根のところにいるから濡れていないが、横風なんかが吹かれたらきっとびしょ濡れになってしまうだろう。





どうすればいいのかわからなくなって玄関に寄りかかった。





鍵を探しに行きたいのに雨は止みそうにもない。今日の天気予報では明日の朝くらいまでやまないと言っていた。





傘を持ってきたつもりだったのだが……ここで忘れてしまった朝の私を恨んだ。





「困ったな……ちょっと肌寒いし……」





いくら湿気でむんむんしているからといって雨が降っているのだから少しは寒い。