隣の家の桐生くん。

「私のって……それ俺の金で買ったやつなのに……」





確かに、言われてみれば奢られたんだから私のものではない。……うわ、なんか負けた気分。





「うるさい、てか勉強終わったなら帰ってよ」





勉強を教えるということで部屋にしぶしぶ入れたのだ。その勉強が終わったのなら早々に部屋から出ていって欲しい。





「えー、もう帰るの?もう少しここにいたい」





「ガキかあんたは」





そうやって駄々をこねられると……つい許してしまう。私の側にいたいと言ってくれているのなんて桐生くんだけだろう。