隣の家の桐生くん。

「そういえば、そのアイス双葉に買ってあげるだけで自分は食べたことなかったかも」





何が言いたいのかと視線だけを桐生くんに向けると、彼のかっこいい笑顔が見えた。





「1口ちょうだい」





私が反応できない間に桐生くんは机の上に手を置いて私の方に上半身を向けて、私のスプーンを持っている手ごと口元に近づけた。





「……っ!」





気付いた時にはもう遅く、そのスプーンに乗っかったチョコアイスを桐生くんはパクリと口に入れた。





私の手を離してスプーンから口を離すと、目を爛々と輝かせた。