隣の家の桐生くん。

「……っ!」



視界がどんどん滲んでぼやけてしまう。




涙を垂らさないように、ぐっと堪えて私は

後ろを向いた。






こんなところを見ていたって仕方が無い。











私が立ち尽くしていたってしょうがない。










知らない、私は何も見ていない。





そう、何も見ていない。