隣の家の桐生くん。

そのカフェは商店街の出口の側にあり、そのさきには


大きな川をまたぐ橋がかかっている。





あそこで告白をすると成功する、なんて迷信が広まったのはいつぐらい前なのだろうか。





元から占いとか予言を信じない私だから、


もちろんこの話も信じていない。




その橋で男女が話しているからと言って冷やかすような目で見ることもないし


自分があの橋の上で誰かと話したいなんて考えることがなかった。






「…………」






今日はやけにその橋に目がいってしまった。