隣の家の桐生くん。

クーラーのおかげで涼しく暮らせているが、これでもしクーラーが止まったりしたら私は死んでしまうだろうな、





なんて物騒な話を考えていながらシャーペンを動かしていると、いきなり目の前にチラシが差し込まれてビクッとした。





「な、なにこれ」





そのチラシをまじまじと見てみると、題名のようなところには「夏期講習!これでキミも二学期から成績アップ!」と書かれていた。





明らかに夏期講習のチラシなのだが、一応相手の説明も聞いておこう。





「これ、1週間自然豊かなところでキャンプしながら授業するらしいよ。最終日には御褒美にバーベキューが出来るんだってさー」





指をさされたところを見ると、これまた大きく「課題をすべてクリアした最終日は皆でBBQ!」とある。





「……まさかこれに行きたいの?」





おそるおそる訪ねてみると、桐生くんはうんうんと期待を込めた眼差しで頷いた。