その姿が整った顔立ちと合ってかっこよくなってしまうのが恨めしい。





私の場合は特にそんな輝くオーラすら無く、胸元まである髪をハーフアップの団子でまとめていた。





普段学校ではあまり時間はかからないたらしのままだったりちょっと三つ編みを取り入れるくらいだ。





でもそんな状態じゃ首元が暑くてそんなことは出来ない。





「でもさ、双葉のレアなおだんご結び見れるのも夏の間だけだろうし」






「……あんたは勉強しに来たんじゃないの?」





私の髪型を見たところで何も変わらないだろうと思いつついつも通り勉強を続けた。