隣の家の桐生くん。

「今は、笑ってて」





桐生くんに顔を見せられない。自分でもこんな小っ恥ずかしいことを言って少し後悔した。





顔が赤くなっている気がして頬を冷ましていると、後ろから声がした。





「やっぱ、双葉って優しくていい奴だな」





今度は、いい奴が追加されていた。せっかく冷め始めていた頬も、また赤くなる。





「……うるさい、私教室戻るから」





もうゴミ袋は捨てたし私がここに長居する理由はなかった。