隣の家の桐生くん。

「双葉がこんな辛い目に遭ってるって……気付けなくてごめん」





離してもらおうと、ドンッと桐生くんを押した。





こんなところを見られたらそれこそ嫌がらせだけじゃおさまらなくなってしまいそうだった。





そんな私の心境を知ってか知らずか、なぜか桐生くんは密着させた体を離してくれない。





「いいから……放してよ」





「放さない。しばらくこのままでいる」





「……今掃除の時間なのに……」