隣の家の桐生くん。

私のことを二人で話しているのだとわかると、ついそのまま立ち尽くしてしまう。





盗み聞きなんて趣味にはないが、どっちにしろこの空気の中ゴミを捨てに向こうには行けそうもないしこれくらいしょうがないだろう。





「だって、いつも桐生の側にいて……なのにあいつ桐生のこと避けてるんだよ!?何でそんな奴なんて構うの!」





「俺は……」





少し困ったような桐生くんの声が聞こえる。このままではずっとごみ捨てに行けないなと思いながらため息をつく。





「ただ、双葉といて楽しいからいる。それだけだよ」





「……っ……!」