「美咲」

「ん?」

「私が花吐き病になった時からずっと支えてくれてありがとう」

「何、急に」

「美咲がいなかったら今の私はここにいない。多分、学校にさえ来れてなかったかもしれない。本当にありがとう。これからもよろしくね」

「当たり前じゃん」

「龍斗」

「あ、俺か」

「私が花吐き病だってことを知られた時は正直、死のうかと思ったよ。でも生きててよかった。手術も受けなくてよかった。冷たくしたのにずっと傍にいてくれてありがとう。これからもよろしくね。大好きだよ」

「おぅ」




 美咲も龍斗も涙目になってる。


 気持ちが届いたのかな?


 だったら嬉しい。


 大人になっても一緒にいれるといいな。