【龍斗side】

 あれからは俺と一宮で佑香を支えている。


 そんなある日、俺は気持ちを伝えるために佑香を屋上に呼んだ。


 もう言わなきゃダメだろ。


 待ってたって何も始まらない。


 今言うんだ!





「龍斗?」





 来た!


 心臓がバクバクしてる。


 呼吸もいつもと違う。


 落ち着け俺。





「あのな佑香。俺ずっと黙ってたんだけどな?」