あなたのために花を吐く


 放課後。


 私は委員会の仕事があったため佑香には先に帰ってもらった。


 先に帰らせて正解だったかもしれない。


 下駄箱で木崎くんか告白されていたから。





「あの、私。木崎くんが好きです!」

「ごめんね。俺、好きな人がいるから」

「そ、そうですか…」

「でも気持ちは嬉しいよ。ありがとう」

「はい!」





 フッたくせに最後は優しいんだね。


 だからモテるんだ。


 少ししたら木崎くんの友達であろう人が来た。


 そして衝撃発言を聞いてしまった。