次の日、佑香が学校に来た。
その時の木崎くんは安心した顔をしていた。
その表情は幼なじみとしての感情から?
それとも…?
そんな訳ないか。
だって佑香を突き放したんだよ?
今更好きだって言われてもね。
ただ、本当に佑香の事を思ってるんだったら何かしらの行動を起こしてほしいな。
「佑香。体調よくなった?」
「うん。ありがとね」
「私は何もしてないよ。それより昼休み屋上でお昼食べよ?」
「わかった」
授業中、1番後ろの席だから木崎くんの様子を見ていた。
たまにではあるが視線が佑香のほうへ向いている。
やっぱり好きなのかな?