キミはずっとそばにいてくれる
当然のことのように考えてたのかもしれない

いつの間にかキミが隣にいるのが当たり前で
いつの間にかキミと笑い合うことが当たり前で

やることなすこと…
キミに構ってほしい一心だった

ねぇ…お願いだから離れていかないで
オレはキミといたい
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朝、学校に行く琴里を窓から覗いて、後をおうように家を出た。まるで偶然…を装って、琴里に声をかけた。

琴里と2人。誰にも邪魔されない2人だけの時間。こんなささやかで幸せな日々がずっと続くって信じていた。

途中で同じ学校の子が話しかけてきた。ちょっとイラッとした。琴里との時間を邪魔されたくない。俺にとって、琴里との1分1秒は大切な宝物だから。

それなのに、「じゃーね」って、琴里が歩き出した。ぼーぜんと…後ろ姿を眺めていた。