桃色の手紙

サァー

風通しのよいこの部屋は、昔図書室だった私の秘密の場所。

私以外が来ない場所。

本は残されたままで、鍵はいつでも開いてるから、毎日放課後に通っている。

「今日はどの本を読もうかな…」

そうだ!読書感想文!

「この本にしよう。」

私が選んだ本は”空に飛んだ心”という本だ。