73億分の1の純粋な感情

「せーんぱい?」



しかしそんな俺の気持ちを知ってか知らずか、真っ直ぐに俺を見つめながらクスッと笑みを零した彼女は、



「好きです」



まるで追い討ちをかけるかのように、この世で一番純粋な言葉を紡ぎ続けて。



「せーんぱい?」



「……っ!」



「大好きです」



「っ!!」



瞬間、俺の中で燻っていた、小さくて、ザワザワしていた何かが、パチンと音を立てて……



弾けた。