桜が散る季節になれば……

君がこのS校を受験すると知って、

とても勉強を頑張った。


そのとき、入学式で君によく似た女の子に助けられた。


「先生!上級生が下級生に暴力を振るってます!」


俺は先輩の誤解で殴られたときに君がそう言った。


「おい!やべーって!逃げるぞ!」

「チッ覚えとけよ!」


と逃げていく2年生たち、

「あ、、だ、大丈夫ですか……?」


そう優しく聞いてくれた。


「助けてくれたんだ♪名前は?」


俺はチャラ男と思われただろう……


でも、動揺を隠しきれなかった。



「あ、高松 菜摘です……」

やっぱりそうだ。

高松 菜摘。

好きな人。
運命だと思った。