「なんだ~本田(ほんだ)か~。」


「なんだ~ってなんだよ!!」


「まぁ、そんなピリピリすんなよ。」


どうやら、足音の正体は同じクラスの本田だったようでホッと私は安心した。


そういえば、本田の家って隣町じゃ…。
頭の中で記憶をたどっていると、

「おい、お前どこ見てんだよ。」

「え、あーごめん。」

危うく本田の存在を忘れるとこだった。