「なんだよこれ。」

本田はそう言うと、その場にしゃがみこんで自分の髪をクシャっとした。


「見てなかったんじゃん。」

「そんな小さいのわかんねーだろ、普通。」

「私はわかりましたけど?」

「山辺のくせに生意気なんだよ。」

「はぁ?勘違いしたのはそっちじゃん!」

言い争う私達。