ーーーではなく、慌てた。



「え、ちょっ!泣かないで!?え!?僕、何かした!?」



ってね。……そこは、ちょっとシリアスに占める所じゃないのかな?



そぅ思いながら微笑む私の心で。



一つの恋心の芽が枯れて、新たな芽が姿を現した。



それに気づくのは、もう少し後の話ーーー