こんな、簡単に。終わってしまうんだから。 あぁ、終わったんだ。この曖昧な関係が。 “片想いの恋人” それは、私の“初恋”の人との大切な大切な関係でした。 その関係を絶ったのは、紛れもない“私自身”なんだけどね。 「……あはは……」 自分を嘲笑いながら、今までの日常を振り返ってみた。 思い出せば思い出す程に、涙が溢れて頬をつたう。