ガタッと席を立った私は、固い表情。それに気づいた芹香が、私の元へと来た。
きっと、このまま芹香と蒼斗の所に行っても、芹香を軸にして伝えることしか出来ないだろう。
だから、少しごめんなさい。芹香。
「少しだけ、ついてこないで、ね?」
これは、私のケジメだから……。
そう言い終わってすぐに、蒼斗のいる運動場へと走る。
その時、私は周りを見ていなかった。
後ろで芹香という親友が、顔を歪めていた事に、気づかなかったんだーーー
ーーー今更遅いけど、ごめんなさい。芹香。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…